あなたは素晴らしい、と言っていたらしい

2019年8月22日

IT系の本を買うときは、専門書も必要なことが多いので、どうしても大きな本屋さんに向かいます。 池袋や新宿の淳久堂(じゅんくどう)にはしょっちゅう行きます。 ここは椅子に座ってじっくりと本の内容を確認できるところが良いです。
そんなことで何冊かを長時間かけて比較し、やっと決めると、ITの次はなぜか宗教書とかを読みたくなるのでそのコーナーにGo.
すぐ読めるのも多いし、似通ったものが多いことを知っているのは実は、結構読んでいるのですが、なにか新しいものを…と探していると、ありました、マイミクの矢加部さんの師匠筋である山蔭神道の山蔭基央さん(山蔭神道管長)の名著といわれる、『ヨガと神道』を発見です。 いつかは読みたいと思っておりました。
しかし、内容は高度かつ難解です。 仏教のヨーガと言えば、竜樹菩薩ですが、(ナガールジュナ)その論文である大智度論からの引用をされていたり、立ち読みでざっとというには、これはシンドイし失礼になります。
とはいえ、拾い読みでざっと読ませていただきましたところ、盛りだくさんのその中で、『魏志倭人伝』のことに触れられていて、その一文に眼が留まりました。 それは、昔の日本人は、道で会うとお互いに合掌をして互いに誉めたたえ合っていた、という内容です。 その美習がなんらかの理由で廃れていったということを嘆かれていた由。

むむ、これは法華経に説くところの、常不軽菩薩の愛行である、”あなたは素晴らしい仏性をもっておられます”と言って、誰に対しても拝んだ、という物語を思い出します。
これは、”菩薩”行なのに、昔の日本人はこの大事を知って生活に活かしていたのか、と驚きます。 拝まれて悪い気はしないものです。 それに何といっても美しい、と言っているのですから。

”ヨガと神道”については内容が内容だけにまた考えてみたいです。(人生のテーマかも) それに、立ち読みはやめて今度はちゃんと買わないと。(貧乏でも本を買うと、Takuさんのところで言っていたし!! でもちょいと高い.…でも頑張ろうかと)