息食浴動‐動

2019年8月22日

肉体健康4つの法則の内、最後の”動”であります。

世の中はわが身、ご近所から宇宙の極大、極小に至るまで、陰陽の法則と時間法則において成り立っております。 物事の陰陽は、さらにその母集団に置いて、その属性においてまた陰陽の関係を瞬時に且つかしこみかしこみ結ぶのであります。 その連続であります。
よって、今までの息食浴動にも陰陽の関係が静的、且つ動的に成り立つとの事です。
まあ、何はともあれ実践が大事なのです、このような前提で内容の紹介をしているのであります。

”動”であらわされる内容は、”筋骨道”です。 筋肉と骨です。

このお道も四肢となる項目からなります。
それらは、
①指掌法
②揺振法
③体位法
④姿勢法
であります。

① 指掌法
指や掌あるいは足の裏、あるいは肘、膝、その他も入りますが、標語として指と掌です。 効果のある事を標語にないからと排除するような狭隘な思想はこのお道にはありません。
またいわゆる触手法、手の平療法とか手のひらから神の光が出ているとかいう方法もこれに入ります。
目的は筋肉の柔軟化、コリの解消です。
いわゆる家庭で行うマッサージも専門の鍼灸もこの範囲です。 またタイ古式マッサージとかは茲で言う指掌法に近いと思われます。

どなたでも対象となる方法ですが、発熱などで寝込んでいる場合はやらないことです。 これは常識に従えばよいとは思います。 そうでなくて、例えば修行中だからとか、セラピストだからとか、カウンセラーだとかいう理由で筋肉を硬くしているのにこれらの方法を見逃すならば、もったいないので、このように他人に手間をかけるのですが、受けると良いです。
なぜならば、これは肉体道と相関関係にある精神道で大切にする愛行以外の何者でもないからであります。 やるほうの愛行であります。 タイの僧院で発展したのもむべなるかな。

②揺振法
自然の中の一部である我々の肉体は、傷や病気や肉体的、精神的な不調を治そうとする自然能法と呼ばれる能力を本能で持っています。 知識で間に合わないときはこの聖なる本能に聞け、であります。 大抵正しいでしょう。
熱が出たり、汗が出たりもそうですが、”震え、振え”もそうです。 これは自律神経の正常化に効力ある、というものです。
日本神道において、手を上に上げてよく振ります。 ずっと振っていると得もいえない心境にいく場合が多く有るようです。 また疑いの無い深い信仰でもだんだん振るえが来るようにも聞いております。 ”振るえは、なれば神に結ぶ道”であります。

なお、さらに具体的にこの揺振法は、金魚法(昔はやった金魚運動というもの)、毛管法(四肢を上げて一緒に揺らす方法)、合爪法(掌と足の裏を合わせて上下に振る方法)、背腹法(正座の足を広げて、体を横にすばやく動かし、なおかつ同時にお腹を呼吸法とともに引っ込めたり、緩めたりする方法)と四つに分かれます。

③体位法
いわゆるヨーガのアーサナのことです。 ヨーガの目的の一つである大きな目的がホルモン腺への良影響を与えることのようです。 なお、古のヨーガは、この体位法で人間の性格も善良に導く物質が出る事を発見したと言っております。
そのアーサナですが、多くの種類があり、派も多くあります。 しかし、基本は20程度にまとめらるとのこと。 アーサナについては多くの書籍が在りますのでそれらを参考にしてください。 (または最後に示す書籍にあたってください。)

そしてホルモン腺の中で特に働きが顕著な場所をこそ、”チャクラ”と名づけております。 あまり霊的な面からのみ捕らわれないほうが良い、ということが分かります。

そしてのこの体位法の究極形にして抜群の効力があるのは、本能法です。 これは自らの肉体の聖なる本能よ発動せよ、ということで自然に任せるとだんだんと動いたり、伸ばしたり
、ごろごろしたりと動きがでて、この動きが止まるまで行う方法です。
ただし、ちょっと怖いのは、心が無防備になる可能性が高いので、変な浮遊霊なぞに眼を付けられるかもしれませんので、昔から、狐憑きになった、とか言われる可能性も無きにしも非ず、です。 ただし、正しく高徳なひとまたは霊的な防御力が強い人が守れば良いでしょう。

④姿勢法
まさしく読んで字のごとく、です。 この状態は正しく緊張すべきところ以外は、全身の筋肉にコリが無いという状態です。 血液も体液も神経もうまく機能し循環している状態です。
座っている場合は、完全なる座禅。 立っているときは、上半身、特に肩と首の力を抜く、下腹にある丹田に力を込める、肛門を閉めるであります。 さして仙腸関節がゆがんでいたら整える、も必要です。
そして、以上に上下、軽重は無いですが、それでもこれが大事、と言うのが”丹田”の育成、強化であります。 四股を踏んだり、気合をこめた発生など、特に日本で発展した行法は多いです。 そして、腰に紐やベルトをして仙腸関節を整えることが実は腰が決まり、丹田への効果が大きいので在ります。(というか育成の場を整えた、と言うことでしょう。)

以上肉体道である、息食浴動を終わります。
なお、このお道の今までのご説明は、『ヨーガ革命①肉体編』(日貿出版社)=廃刊=の内容を少し砕いて書いたものであります。  現在は、”青弓社”より出版されております。

正直全部するのは、これだけでかなり長い時間が必要ですが、完璧なる座禅(ヨーガ)を目指したものですから、なかなか厳しいです。 しかし、すこしずづでも始めて、いつかは暮らしの中に普通に取り入れればよいな、と思っております。

ヨーガ

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