観念を交えない 政治への応用

2019年8月22日

日本の武道の成果は丹田の練り具合に大いに関係することと聞いたことがあります。
そして、その丹田力を最大限に発揮したものが正中心力である。 これこそが妙締の鍵であると発見・喝破し、現実のその精華を表現したのは肥田 春充氏であります。

彼が神との邂逅というか、恩寵を感じて発した言葉がすばらしい。

仰いで神に謝す。 私にこの不朽なる至宝をあたえ給えることを。 神よ、爾(なんじ)は何が故に賤陋見る影も無き私に、かくも無限の大恩寵を垂れ給える! 我今、我が正中心の至誠を捧げて爾が光明の裳裾にふれるることを得たり。 魯鈍なすなきのわれを絶えず鞭打せられ導きて此の聖境に到らし給えることを深謝し奉る。 世界人類の上に平等にあたえ給えるこの宝庫を、我が兄弟姉妹たちが啓きて得て肉体の健全と精神の歓喜とに常に浸さるるよう、爾の恩寵を垂れ給わんことを祈り奉る。

昔の人は表現が深く悟道の深さに驚き、感心するものであります。

この正中心という考え方であり、肉体行のすごいところは、祈りとか瞑想といった精神的な行をほとんどしないことで、ひたすら肉体の鍛錬、そして健康を超える”強健”を目指せ、というものです。 昭和初期に活動されたかたですが、浅薄でお陰信仰の多くの新興宗教を大衆の真の力を削ぐものだ、として痛烈な批判をしたりしています。 胆が練り上げていて正中心を決めたら極右、極左にでも一人で平気で交渉できるし無頼漢でも大喝して従者にしていたようです。 本当の男とはこういうものでしょうが、”男”とかの意識はあまり感じません。 普段は婦人のようなやさしい感じかもしれません。 写真からはそう感じます。

あまりに精神的に流れて指導がはいったので思い出した次第です。 と言っても先哲の境涯に比較するつもりは毛頭ございません。そんな恥知らずでもなし。

また、肥田氏は政治家にも頼りにされており、そのような人はフィクサーとか呼ばれるかもしれませんが、昭和のフィクサーへの相談相手になっていたようです。

そこで今度の選挙で世間はわいていますが、政治家への相談相手というかシンクタンクまたは研究者に頼っているようですが、この方の言論が面白いと思いました。

藤井聡
http://www.youtube.com/watch?v=57BGh0X5IWU&feature=related

TPP反対の中野剛氏が藤井研究室にいたのですね。
(関係無いけど、中野氏は自分でいっているけど大島優子に似てる? 微妙)