解術の後の虹

2019年8月22日

人形にせよ、仏像、絵画、彫刻、置物などなど”形”のあるものには、魂や何らかのエネルギー体があったり入り込むと言われます。

その仏像は”術”をかけられていた。 いや正確に言うと、術をかけれた空間で祀られていた。 しかし、昔見た時と感じが違う…

その場所の持ち主はある宗派に凝り、その指導者の事をひどく信頼していた。 しかし、私などの部外者が行くとひどく違和感を覚える空間である。 祀り方が変だ…。 さほどこのような関連に知識がなくてもオカシイ、と思う。 しかし本人はひどくまじめに毎日のお勤めをされているので軽んじる事できず。

その仏像は、しかし、その場所から縁があって私の処にきた。 あなたの所に祀れ、とその時に信頼していた霊能者の言葉を信じたからである。 またその言葉を待っていた感もあります。
なぜか、その仏像の色は真黒に変化していた。 しかしその霊能者の処に持って行って、ある儀式を済ますと、その仏像の黒い色がだんだん薄くなり、金色の肌地に変わってしまっている。 これは本物だ。 もともと知っていた方であり、いろんな仏像にまつわる因縁話も聞かせくれて、ひどく興味深かったものである。

そして、その仏像を引き上げた後に乗った電車の窓から、見事な虹がすぐ近くにでたのは忘れられない。 山間の間を縫うように走るレールの先に虹とその虹の先に幸が待っているようであった。

この話は前後が長く、まだ進行中です。 尊名あえて伏す。