真夜中のピザ

2019年8月22日

晩夏のちょいとホラーですが、

ちょと前のことですが、夏風邪がひどく、症状として、頭痛、喉の痛み、胸の痛みがつらく、特にその時は頭痛で頭が割れるはオーバーなるも、かなりの激痛でした。 ストレスもあるのでしょう。
そしてそんな中で急にピザのことが気になる気になる。 もう夜も9時を過ぎておりましたが、やはり食べたいと。
具合が悪いのにまた夜に食べてはいかんだろうと、そのまま入浴へと。
いつも風邪をひいても体調悪くても風呂には必ず毎日入るので、頭を抱えながらも入浴。 湯舟の中でもずきずきしておりますが、そこでふと聞こえる声。

”頭の痛みを取ってやろうか。”
”うん?”
”頭の痛いのをだ。とってやる”
”なんだって。 本当か?”
”しかしピザを頼め。”
”ピザ? 何で??”
”ピザだ”
イタリア人の霊かなんかな、それにしては日本語だし。(まあ、変換されているだろうし)とかいろいろ考えます。 ピザが好きな眷属霊??
”ならば、果証を見せよ”
・・・
あら、頭痛が嘘のように消える。
”わかった、ピザを取ろう。”

風呂からあがり、頭はすっきりしておりピザ屋さんに電話。 トマトピザ(夜中だし)を注文。
そして母親も来て、”こんな夜中になにを頼んでいるのか”と。 いや、ピザがどうしても食べたいので頼んだと返事。
予定より10分ほど遅れて到着。 冷めているようだな。 でも早速母親と一緒に食べる。

”なんだ、これ。 ほとんど味がないじゃあないか。”と文句をいう親。
あっ、と思うも、 ひと口パクリと。 なるほど、味が全然薄い。 ソースが少ないとかでないです。
”ああ、もうこのピザ屋には頼んではだめだ。”と怒られて終わり。

さて、こんな風に味が逃げることはたまにあります。 仏壇のお供え物のお下がりは味がなかったりしますね。

ところで、なぜピザなのか、まただれと契約してそれを果たしたか。 と痛みが消えている頭で考えたのでしたがわからぬままでした。

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