下落合の心霊

2019年8月22日

西武新宿線の高田馬場の隣駅が下落合であります。 そして、この各駅停車を降りて数分歩くと「心霊」の文字がまるで空に浮かんでいるようなビルがどーんと目に入ってきます。

そこは、公益財団法人日本心霊科学協会です。  公益法人と言うくらいだからだれでも参加できるということになりますね。 入ってくんなよ、という位見事にくっつけている人たちはどうしますか、と訊きましたよ。 御断りできないですねえ、と。

さて、思うところあってここの精神統一会というのに参加してきました。 内容は瞑想であり、瞑想自体はすぐれた効果が期待できますが、個人でそして素人がやると大抵非浄化霊の餌食になります。 おためしはしない方が身のためです。 ちゃんとした場で指導者のもとやらないと相当危険。 私みたいなすぐぺローンとついてしまう人は全くNGだ。

この団体のことはずっと前から知っていて、いつかは行ってみようと思っておりました。 長いこと心霊現象を科学的に研究しようという目的、そして正しい霊能者(コンタクト先がまともということ)を育てて、人々に霊界の正しい理解をしてもらおうという組織です。 このように書くとおどろおどろしいですけど、行ってみると明るい感じで雰囲気悪くなかったですよ。 公民館みたいな感じ。 でも名前だけ聞くと躊躇していたのも本当です。

どうしても瞑想をする必要を感じて探しているとここがお手軽な値段で毎日やっていました。 受付の方に聞くと、「参加者は20名くらいで、聞こえるとか視えるとか言うひとが多いですよ。」、と。 う~ん、同じような悩みを持った人が多いのだなあと感心。 いわゆる宗論を戦わせる感じではありません。

そんなことで、夜7時から始まる会に参加すべく、30分前くらいに到着しひと通りの説明をうける。 神道式作法の後小一時間の瞑想が始まります。 その前にここの会の神棚のある階に行ってご挨拶。 皆さん言われなくてもちゃんとやられていますね。

会場は50人位入れそうなところ。 正座椅子というものが置いてあります。 開始を待っていると左手右手に龍神がすーとやってきて、特に右側の白龍がクリアに見える。 こちらをぎろりと見られるとくるりとどこかに行った。
瞑想会の前に会場の説明があり、邪霊は入り込めないのでしっかりと目をつぶって瞑想大丈夫ですと。 守護の龍神がいらっしゃいますからね、と。 ああ、そう言うことね、さっきの龍神さんは。
ほどなく瞑想会開始。 二拍手のあと、独自の祝詞を奏上、そして石笛で誘導瞑想と言うことみたいです。

それから約50分瞑想が続きましたが、やはり邪念というか雑念がわきます。 但し、ひと通り出てくると清浄な暗闇が広がる。 足は結跏趺坐。久りぶりでちょっと痺れた。
この瞑想の指導者は協会が認めた霊能者で高齢の男性です。 背後霊が昔の歌人ということで、ひとりひとりの前に立ってその守護霊と話をして、その人にいま一番大切なことを和歌で書いてくれるとのことです。 私も書いてもらいましたよ。まあ納得の内容でした。

淡々と時間は過ぎて、終了の夜8時。 その後同じ会場でカタカムナの研究会があるということで誘われましたが、これは今回はパスしました。

とまあ、口からエクトプラズマがでている写真とかあって、好きな人はたまらない(?)場所かもしれませんけど、全体の感想として大人の同好の士が集まっている、と言う感じです。 おどろおどろしい感じは全然ないのでまあ、よかったかなと思う次第です。 興味のある方はご参加どうそ。

なお、自己流瞑想はくれぐれもお気をつけて。 寺院の座禅会とかで半眼で座っているのは、この世とあの世の境目で座るのだという解釈もありますが、実際は悪霊対策だと思われます。 結構強烈なのが来ても平気と言ううらやましい人がいますが、一般的には注意をして、しすぎということはないです。 瞑想をしたら突然予言が当たった、なんてまず好ましからず霊のいたずら。 後で手痛いしっぺ返しを食らうかも。

帰りにローソンでプレミアムロールケーキを買って駅のホームで食べるのでした。 スプーンがないと相変わらず食べにくいぞ。