寿命 2007年11月08日
時々人様から悩みを打ち明けられます。多分ヌボーとしているから話しやすいのでしょうが、やはり相談ということになりますから真面目に考えます。
例えば、どう考えても負ける訴訟なのに専門の弁護士を紹介してくれ(回答例:スナオニアヤマッタラ。イチバンカンタン)とか、離婚したい(回答例:マアデキレバモウイチドカンガエナオシタラ)とか、恨みを晴らすのはどうしたら良いのか(答え:オトトイコイ)、苛められないようにするには(回答例:キョクシンヲナラエ)、宗教団体抜けたい(回答例;秘密)、死にたい、とかいろいろです。 その死にたいと言う質問に関連して、なるべく苦しまなくて死にたいけどどうしたらよいかというご質問というかご相談というかを受けました。 さて、どうしたもんか。 個人の意見を尊重するかという訳にもいかぬし、だいたい相談してくること自体が死にたくないよね… って、そんなことばかり聞いているこちらが死にたくなっちゃうよとかいろいろ考えました。
そこでちょいと瞑想もどき実行。浮かんだ言葉は、”寿命”でした。 そこで、「まあ、とにかく寿命まで必死で生きると苦しまないで死ねますよ。 まあ、”あがり”ですから。」 とお応えしました。 そこで、頓悟か、その人が言うには、「寿の命か。なるほど」 「そうそう、神様と約束した命だから、真剣に全うすると”寿”ということでほめてもらえるということなんじゃないですかね。」 「そうか、日本語は素晴らしい。」 「そんな素晴らしい言語を使うこの国に生れたのだから、”寿”ましょう。」 と最後は正しい用例かどうかは自信がないですが、この言葉で終わりました。
相談受けているこちらもなにか感じるものがありました。 相談を受けているのはこのように自分でも学ぶことが出来るからです。 その人はすんなり寿命という言葉で自ら理解していただきましたが、まさに、悩みはいろいろです。 人様に何かしら偉そうにいろいろ言っている私も実は悩みのデパートです。 まさしく、弁天小僧菊之助じゃないけれど、「知らざあ言って聞かせましょう。浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし盗人の、種は尽きめえ七里ヶ浜…」 ”盗人”を”人”、”種”を”悩み”にしたらぴったりかな。
でも結局自分で答えは見つけるんでよね。お宝は自分で探さないと…?
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