息食浴動‐息

2019年8月22日

肉体の健康とはすなわち現世にあらわれた美であり神をも魅了するらしく、精神美と同じ位を持つのであります。精神と肉体は一者であり互いに強い影響を与えまた受け取っております。想像以上に。 肉体と精神の調和は爆発的な力を発揮する、と言う事のようです。 代表者が、”ブッダ”である、釈迦牟尼仏であります。 牟尼とは肉体の聖者の意味であります。
これを肉体と精神の相乗効果の法則と呼びます。

ただし、両方とも健やかに素晴らしい均整がとれていると、人間の目標とする人間になれそうです。 どんな権力者よりも、金持ちよりも、王様よりも富者であり尊敬されるべき、また生きたお手本となるべき人だと思います。
そこで両方ともに楽しく美しくなればよいのでありますが、まずは肉体編であります。 なお、おまえはどうなんだというのはとりあえず置いておくのであります。 これは知識の整理でございますよ~。(お願いランキング風)

とおふざけはやめておいて、まずは”息”であります。 心臓は休みなく、ボーナスもなく、営々と拍動を続けております。 ありがたいことです。 我々にできることは感謝といたわりとこの生命の奇跡システムへの協力であります。 確かに神秘以外の何物でもないのであります。
さてしかし、その神秘に触れる方法あり。 それは心臓を始めとして内蔵は意識でコントロールができないと言われますが (特例は常にあるようですが)、誰でも唯一コントロールできる内蔵は、肺臓、です。 そしてそれは”息”で可能となります。
尚、ヨーガは調身・調息と言われるくらいですから、この一番目の息にこそなにか秘密がありそうです。 というドキドキ感は置いておいて、まずは基本。
息すなわち呼吸は、酸素を始めとして空気の要素を速やかに身体に取り込み、またガス交換として二酸化炭素等(または邪気と呼ばれるなにものか)を吐くのであります。
具体的には、
①長息・・・つまり長息、すなわち長寿につながる
②止息・・・肺臓の能力強化 ヨーガではクムバカと呼ぶ 空気の要素を肺にめぐらす
③腹息・・・うっ血しやすい腹部の調整 肛門の強化、すなわち性力(=生力)強化
④吐息・・・くつろぎの秘訣 凝りの解消そして笑いの元

場合によっては胸式呼吸も効果があるようです。 戦闘態勢の時や頭に血をめぐらすときは良いのかも、であります。 良いものは取り入れるべきです。

さらに、呼吸法と共に是非背骨をまっすぐにすべきであります。 交感神経と副交感神経がめでたく調和するのであります。 興奮と静寂の統合であります。

ヨーガなどで片鼻だけで吸って他方で吐くのみとか、止息法(支配力創造)とかグンダリ法(超能力開発法)、双鼻法(判断力及び内蔵強化)、双竜法(健康大増進)、・・・とイメージと実際の呼吸の方法に工夫をするものがあります。 これが上記で言った、”ドキドキ感”の正体です。

ひとつサンプルとして、マントラ呼吸法があります。
マントラ(真言)と座禅の統合法であります。
真言は、聖なる観世音菩薩の真言である、”オンマニパドメフム”を使いますが、総呪的な扱いです。 尚、”カンノン”という音霊には、この場合”根源の神”の意味が感じられます。

オン・・・神に結ぶ
マニ・・・間脳に実在する金剛不壊の宝珠及び無限光明。 実は誰にでもあるらしい
パドメ・・・(赤)蓮華。純粋無垢なる美の象徴。転じて正しき座禅の姿
フム・・・成就せよ!の意味

ヨーガはこのマントラと座禅の行を持って、完全なる上位の神に到達する、と強い自信を持って教えております。 (注意!!! 言っておいてなんですが、実践はちょっと待ってほしいです。というのは、他の健康道、精神道を実践しないとこの行法に耐えられないかもしれない。だからこれ以上の詳細は記さず。)

最後はやはり精神と肉体の爆発力についてでありました。